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ゴミ不法投棄

参院選が終わりました。
みなさまたいへんお疲れさまでした。
また、中山成彬先生を応援下さったみなさま、心から深く感謝申し上げます。
結果は、残念な結果となってしまいましたが、選挙の公示の前日になってのたちあがれ日本からの出馬であり、準備不足の中での出発にしては、善戦したといえるのではないかと思います。


今回の選挙で民主党は、衆参両院のねじれによってあらゆる売国闇法案を通すことができなくなりました。
加えて法務大臣の千葉景子が落選した。
今後の政局は、法務大臣千葉景子というタガが外れることによって、菅直人対小沢一郎の民主党内対立一段とクローズアップされてくることになろうかと思われます。
菅直人が、小沢を追い込むために刑事訴追という非常手段に訴えれば、民主党はたいへんな混乱となるし、法案を通せない政権与党は、内閣を支えることができません。予算も通せない。
そうなると、早ければ9月、遅くとも年内には衆議院解散を行わざるを得ず、それまでにひとりでも多くの国民に目を覚ましていただくことが、私たち日本を愛する国民に課せられた大きな課題であろうかと思います。
今回の選挙結果を見ると、たちあがれ日本は、総勢約100万票を獲得したことがわかります。(12日8時現在)。
まだまだ数は少ないけれど、日本には、まだ心を失っていない100万の軍勢がいる。
ただ、保守のオピニオン誌である、雑誌正論などの発行部数が、4~5万部内外であることを考えると、今回の選挙結果は、着実にネットを経由した保守人口が増えてきていることを顕しているといえるのではないでしょうか。
日本を護る。日本を取り返すためには、日本を愛し、真実を知る日本人を増やすこと、保守に覚醒した人々を増やしていくことがとても重要です。
そして同時に、保守同士が、票を割らない。
互いの意見の衝突はあってもいいのです。
しかしいざとなったらちゃんとまとまる。
そのことが、とても重要です。
あいつがどうした、こいつがどうした、どこぞの会派が気に入らないとか間違っているとか言ったところで、そういうことを言っていれるのは、ここが日本だからです。
日本がなくなるという危機において、相変わらずあいつがどうしたこいつがどうしたなどと言っているのは、バカのすることでしかない。
そして、この先、日本を護ろうとするなら、保守人口そのものを、とにもかくにも増やしていかなければなりません。
いまの選挙制度のもとでは、正しい少数より、間違った多数の方が、政治力を持ってしまうのです。
正しいことを正しく実現するためには、正しい多数にならなければ意味がない。
平素、どんなに正しいことを言っていたとしても、内紛や喧嘩ばかりやっていたら、世間の人はひいてしまいます。
いまは、次の衆院選に向けて、保守同士が団結し、結束し、保守同士で内輪の足の引っ張り合いをするのではなく、外に向けて保守の勢力を拡大していくこと。そのことがいちばん大事なことなのではないかと思います。
「保守」という言葉があるけれど、むしろ「保守」の方が、革新的と思われることが多いような気がします。
そもそも「保守」の対語は「革新」とされていますが、「保守」が伝統を重んじ、現在の状況を憂いて、未来を想像する、という傾向があるのに対し、
いわゆる「革新」系の方々は、過去を全否定し、現在の悪いのは全部他人のせいにし、未来を奪う。
ひらたくいったら、「保守」は、伝統と創造のグループであり、「革新」と呼ばれる人々の思考は、革新というより、単なる破壊グループでしかないと、ねずきちは思っています。
ある政令指定都市のことです。
その市には、すでに数期勤める大物(?)市長さんがいます。革新系です。
その市に住んでみるとわかるのが、とにかくゴミの分別が異様に細かい。
燃えるゴミというのが、種類が極端に少ないのです。
簡単に言ったら、生ゴミとちり紙くらいしか出すことができない。
で、燃えないゴミはどうかというと、資源ゴミ、プラ、ペット、空き缶などの金物ゴミ、段ボール、大型粗大ゴミ等々、これまた異様に分類が細かい。
それを半透明の袋に入れて細かく決められた回収の日(毎日ある。日替わりです)にゴミとして出す。
スーパーで、ペットボトルのお茶と、プラのトレイに入った惣菜にシーチキンと、容器にはいった卵を買ってくると、この分類がたいへんです。
まず、ペットボトルは、キャップと、ペットボトルに巻きついているビニール(?)、ボトル容器が、それぞれ別な分別ゴミです。
もちろん、プラのトレイも別。
トレイにかぶさっているラップも、別。
シーチキンの空き缶も、別な日の分別ゴミです。
多くの市民は、これも資源再生のため、環境保護のためと、素直に分別に協力して、ゴミを細かく分類して毎朝、せっせとゴミ出ししています。
ところが。。。。。
集められた燃えるゴミ以外のゴミが実際どうなっているかというと、市からそのまま産廃業者に払い下げられている。
そしてその産廃業者が地元の広域指定暴力団系列で、市内から見える山々の裏の林道を行くと、そこここに、うずたかい塀に囲まれて、中を見えなくしている土地がある。
で、ほぼ全部が、そこにまるごと不法投棄されている。
ダイオキシンとかの猛毒物質満載のゴミの山です。
あたり一面、異様な臭いにつつまれ、虫が飛び、雨が降るとその有毒物質が地面にしみ込んで地下水になります。
おかげで、山の小川は、昔は小魚や虫などの川辺の動物たちがいっぱいいたのに、いまでは、川の中に魚はおろか、虫さえいない。
昔は、水のおいしい土地で、地酒も美味い酒が作れたのだけれど、昨今では、市内の地下水では地酒を造れないどころか、まったく飲めない水になった。
市長さんは、無所属でリベラル革新系の方で、なかなかの色男。
市長さんになってからも、二号さん、三号さんの噂がたえず、どうして再選されるのかさっぱりわからないのだけれど、非常に低い市長選挙の投票率で、なんかの組織票が流れ込むのと、どういうわけか対立候補に、絶対にこの人じゃあ落ちると、誰が見ても明らかなような候補者しか出てこない。
噂によると、まともな人が市長選に出ようとすると、人に言えないようなものすごい圧力がかかるともいいます。
で、なぜゴミの分別がうるさいかというと、なんとこの市では、いまどき考えられないような昭和30年代に建てられた古めかしいゴミの焼却炉しか持っていない。
土地はあるのです。
なにせ、裏山にはゴミが不法投棄の山になっている。
にもかかわらず近代的な焼却炉ができないのは、どうやらそれができると、市長さんのバックについている暴力団さんの貴重な収入源に影響が出るからなのだとか。
実は、最近の近代的ゴミ焼却施設は、すごいんです。
以前、オーム真理教の事件のとき、オームが、人骨まで粉々に焼き尽くす超高温焼却炉を使っていた、という話が出たことがありますが、とにかく最近の焼却炉、さすがは日本人が考えることで、ありとあらゆるものを燃やしつくす。
それだけでなく、ゴミを熱分解してガスと炭素を含んだ無機物に分離し、その過程で発生するエネルギーや、ゴミに含まれる炭素と副資材を粉末化してしまう。
超高温だからダイオキシン等の生成も抑えられ、出てきた粉末は資源再利用が可能だし、焼却の際の熱も再利用され、付属設備には、一年中使える温水プール、熱帯植物園、一年中温度の一定の体育館などに用いられ、さらに、最新型になると、煙突すらない。
排ガスが出ないのです。
そんな夢のような(って現実ですが)、ゴミ処理施設を作ろうという動きが出ると、なぜかこの市では、猛烈な反対運動が起こって、その話がポシャになる。しかしその「猛烈な反対運動」というものが、いつ、どこで行われたのか、市民の誰も知らない。
その市は、人口百万人を超える大都市です。
主婦の数がそのうち何人いるかはわかりませんが、ひとつはっきりと言えるのは、十万人以上の主婦が、環境保護のためにと信じて、黙って、せっせとゴミの分別に協力している。
しかし実態は、単に一部の人の利権によってしなくても良い苦労を強いられているにすぎないというのが、事実にほかならない。
どこの市かは、あえて申し上げません。
結構、同じような地域は、全国に多い。
そして、いつになってもなかなか最新型のゴミ焼却施設ができない都市は、きまって議会も市長も、左翼系です。
別な都市のでは、ようやく新型のゴミ焼却施設が誕生しました。
新型です。
これによって、ゴミの分別も軽快になり、市民の多くが、生活が便利になるところだった。
ところが、やはり革新系の市民団体(いちおう環境保護団体ということになっている)から、猛烈な抗議が出ます(って、いつ出たのかは誰も知らない)。
そして、なんと、できあがった最新型の焼却施設は、24時間稼働が可能なのに、一日8時間しか稼働させてはならないことになった。
で、毎日、定刻になると、焼却炉の火を落とさなければならないことになった。
焼却炉というのは、火を入れたらすぐに燃焼させられるというものではありません。
必要な温度を得るためには、2~3時間がかかる。
結果、最新鋭のゴミ焼却施設は、一日5時間程度しか稼働しません。
そうなると、当該施設でゴミの処分ができきらない。
あふれるゴミは、旧型の焼却炉で焼かざるを得ません。
結果、ゴミの分別は、昔のまま。細分化されたままです。
そのくせどういうわけか、ゴミ回収のためのゴミ袋は、市の指定の袋で、ゴミには全部自分の名前を書いてゴミ出ししなければならない。
不思議なことに、そのゴミ袋、毎月市から「交換券」なるものが郵便で送られてきて、その交換券を持ってドラッグストアやスーパーにいくと、そこに書いてある袋の数だけ、無料でもらうことができます。
無料ならいいじゃない、って思われる方もおいでになるかもしれない。
なるほど、月に幾枚かの袋は無料でもらえる。
ところが、この市の指定のゴミ袋。なんと買うと5枚で625円です。異常に高い。5枚ですよ?ありえない。
値段があまりに高いからと、市の指定のゴミ袋以外の、一般の半透明のゴミ袋でゴミを出すと、持ってってくれないのです。
これって、どうみてもぼったくりです。
市民をバカにするにもほどがある。
普通の感覚で言ったら、「えっ?なんで?」と思える話です。
交換券の郵送料だってバカにならない。
袋なんて、どこでも売っている普通の半透明のゴミ袋と、素材は何も変わりません。
にもかかわらず、市の指定の袋でないと、ゴミを持ってってくれない。
わけがわかりません。
それでも、市で決まったものは仕方がない。
市民は黙ってそれに従っています。
市役所では、志ある若者と、保守系の議員が、なんとかゴミ処理施設の稼働を図ろうと努力します。
なんども、書類を作って議会で質問した。
市長の説明も、意味不明です。ラチがあかない。
そこで保守系の議員さんたちは、代替案として、地主さんに直接交渉し、地主さんの快諾を得て、新たな最新鋭ゴミ焼却施設を作ることを市に提案します。
大地主の地主さんです。用地はある。
付近にある民家も少数です。
最新型の焼却炉は、煙突すらないガス化溶融炉です。しかも大型です。
性能に余裕があるので、近隣の都市のゴミまで焼却できます。
そうなるとゴミ処理費用を近隣都市から回収できるので、ゴミ処理施設の建設費用や維持費も実質タダです。すごいアイデアです。
実現したら、市民は、大型不燃ゴミ、燃えるゴミ、燃えないゴミの3つくらいの区分で、ゴミ出しができる。便利です。
環境にもやさしい。
排ガスはなく、そもそも煙突自体ありません。
さらに溶解スラグ(ゴミの燃えカス)は、新たな再生資源として使えます。
ほんとにこのあたりのことは、知れば知るほど、日本の技術力ってすごいと感心します。
ところが、これにも市民団体から抗議がはいった。
ゴミ処理施設建設反対運動が起こったといいます。
付近には何もないところだし、地主さんはOKなので、いったいどこの誰が反対しているのだろうと思ったら、かなり離れた住宅地の中の何件か、「ゴミ処理施設建設反対」という看板を出している家がある。
で、施設建設が実現しない。
市では公聴会も開かれたけれど、毎回登場するプロさんたちが大挙して押し寄せ、猛烈な抗議の嵐です。
その猛烈抗議をしにきた市民さんが、本当にその市の住民かどうかは、誰も知りません。
ただ、不思議なことに革新系の議員さんたちと彼ら彼女らは、常に共同歩調をとっているというウワサがあります。
議会では、保守系の議員さんが、檀上で真摯に語っているとき、革新系の議員さんたちは、大いびきで寝ています。
で、採決のときだけ、ムクムクと起きだし、反対を唱える。
この人たち、いったい何しに議会に来ているのでしょう。
そもそも「革新」って一体、何なんでしょう。
いまを良くするために、どんどん新しいものを取り入れて「改善」することが革新というなら、むしろ伝統を重んじ、未来に向けていろいろなことを「改善」していこうという保守系議員さんたちの方が、よほど「革新的」です。
革新系議員さんたちがしていることは、昭和30年代に学校の裏門のあたりで用務員のおじさんが使っていた小さな焼却炉に毛のはえたような焼却炉を後生大事に使い続けることを市に強制し、市民にまるでイジメともいえるようなゴミの分別を強制し、環境保護と言いながら、実は裏山にゴミを不法投棄し、自然を破壊し、川の水を、虫も魚も住めない水にし、昔はみんなが夏になると川遊びをしていたのに、川に「入るな、危険!」の札を建てる。
革新系を自認している人々のしていることは、「破壊」と「理不尽」と、市民への無用な強制でしかない。
「保守」というのは、伝統と創造と共生の人々。
「革新」というのは、否定と破壊と強制の人々。
ボクには、そのようにしか思えないのですが、みなさんはいかがでしょうか。
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