
法輪功事件というのは、たびたび日本でもブログサイトなどで扱われるのだけれど、実は、いまだに続いているChina政府による残酷な弾圧事件です。
法輪功というのは、もともとChinaで李洪志という人が、平成4(1992)年に、Chinaで始めた気功健康法の団体です。
Chinaの善意の歴史と伝統を現代に蘇らせ、これを学習しようという団体でもあります。
創始以来、China国内で法輪功の学習者は劇的に増え、一説によれば1億人を突破しているという説もあります。
平成11(1999)年になると、江沢民は法輪功を全面禁止処分にし、創始者の李洪志を国際手配します。
China共産党が法輪功に対して危機感を抱いたのは、
1 China共産党が長年存在しているにもかかわらず、その党員数が法輪功に遥かに及ばないこと。
2 法輪功の主張する「真善忍」という概念が、Chinaに住む多くの善良な人々に生活の将来性と生きがいを提示していること。
3 法輪功の概念が、China共産党の嘘と暴力の支配体制の、いわば「対極にある」ものであるから、
といわれています。
法輪功が説く「真善忍」という概念のうち、「忍」について、法輪功のHPにあった一文を紹介します。
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「心が動じない」という「忍」 作者・唐開
http://www.epochtimes.jp/jp/2009/12/html/d88741.html
漢字は実におもしろい。
「忍」という字をよく見てみると、「心」に「刃」が刺さっているではないか。
痛いはずだが、刺されている心は安定していて、まったく動じない様子。
痛さを我慢するという「忍耐」ではなく、痛ささえも感じない、心が動揺しないことこそ、本当の「忍」の境地であり、古人がこの字で私たちに伝えたかったことかもしれない。
中国では昔から「忍」の精神が語り継がれてきた。
漢の時代、劉邦の大将軍をつとめた韓信という名将は、小さい時から「忍」の精神が並の人ではなかったという。
彼は少年時代から武術をたしなみ、武術者としていつも剣をさげていた。
ある日、彼が街を歩いていると、ならず者が道の真ん中で仁王立ちして韓信に、
「お前は偉そうに剣をさげているが、人を殺す勇気があるのか。殺せるものなら、俺の頭を切り落としてみろ。殺す勇気がなければ、俺の股下をくぐって行け」と挑発した。
韓信は周囲のあざけりの中、本当にその股下をくぐった。
どんな時も衝動に煽られず、「忍」という動じない心を持っているからこそ、後に偉業を成し遂げたのだと後世は彼を讃える。
孔子の言葉に、
「小忍ばざれば則ち大謀を乱る」
(小さな事を我慢できないようでは、大きなことを成し遂げることは出来ない)がある。
辱められても、勇気を持って耐え、動揺しない。
刃が刺されても動じない。
そういう修養と意志、真の意味での「忍」の心を持ちたいものだ。
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要するに法輪功というのは、こうしたChinaに古くからある教えを、広く華人たちに知らしめ、Chinaを本当の意味で民主化につなげていこうという運動をしています。
はやくいえば、Chinaの良心といえるかもしれない。
もうひとつ、法輪功のHPからの紹介です。
(ちなみに、ねずきちは別に法輪功の信者とかではありません)
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「試練を乗り越え、生まれ変わる」
空高く舞い上がり、力強く飛ぶ鷹(タカ)の一生をご存知ですか?
鷹は鳥類の中でも寿命がもっとも長く、70年ほど生きることが出来るといわれている。
しかし、実際にその長い命を全うするためには、40年という節目に、必ずや一つの大きな試練を乗り越えなければならないのだ。
40歳ごろになると鷹は爪の老化が始まり、獲物を捕らえにくくなり、くちばしも長く伸びすぎて、胸まで曲がってくる。
さらに、羽が多く、分厚くなりすぎているため、重くて飛びにくくなる。
この時期の鷹には二つの選択しかない。
このまま何もしないでただ死ぬのを待つか、自らを変えるために様々な苦痛に耐え、【試練を乗り越え】生まれ変わるか、どちらかである。
鷹の中の勇者達は、やがて渾身の力を振り絞って絶壁に飛び上がり、巣を築く。最初の50日間で、岩石を突いて痛みに耐えながらくちばしを削り落とし、再び生え出るのを静かに待つ。
そして、次の50日間で、生え出たくちばしで、さらなる痛みに耐えながら爪を剥ぎ取り、再生するのをさらに待つ。
最後の50日間で、生え出た爪で、古い羽を1本1本抜き取っていく。
この150日間の間、鷹は生まれ変わるために、ひたすらさまざまな苦痛に耐えて過ごすのである。
やがて鷹は、新たなくちばしと、新たな爪と、新たな羽が揃った翼で、再び、次の30年に向かって羽ばたくのである。
孟子の教えに、
「天の将に大任を是の人に降さんとするや、必ず先づ其の心志を苦しめ、其の筋骨を労し、其の体膚を餓やし、其の身を空乏し、行ひ其の為すところに払乱せしむ」
というのがある。
苦難にじっと耐え、身を削るような努力をする、それをする勇気と精神力の持ち主だけが、新たな境地を迎えることができるのだ。
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江戸時代の日本人が、日本精神として学んだ教えが、ここにあります。
法輪功といえば、カルトであり、邪教であり、China国内では「法輪功は、気のとき薬を飲ませず、殺人と焼身自殺させる」などと宣伝しているのだそうです。
そして暴行や殺人による弾圧は、いまもなお続いている。
一例を写真で紹介します。
あまりに残酷なものが多いので、URLだけ貼っておきます。
http://photo.minghui.org/images/persecution_evidence/death_300_1.htm
実は、私たち日本人も、かつて通州事件や通化事件、あるいは尼港事件その他、大陸でこの法輪功の被害者たちと同じ目に遭わされてきました。
次にあるのは、法輪功のHPにあった言葉です。
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本当に勇気ある人は
静かで平和的な方法によって闘う
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この世は、もしかすると古代のゾロアスター教の教えにある善と悪の永遠の戦いの場なのかもしれません。
さいわい日本は、陛下の御元で、圧倒的に善神が強い国家として長い年月を過ごしてきました。
私たちは、私たちの住む日本の文化を護り、育て、あらゆる悪に敢然と、そして静かに平和的に戦い続ける民族であってほしいものだと思います。
そして同時に、断固として、二度とこうした悲惨のない国家の建設を図ってゆく必要がある。
そのためにも、私たち日本は、世界に誇るやさしさを持った国家として、断固たる軍の備えをし、市民の一人ひとりが、断固として戦う気概を持つ必要があると思います。
韓信といえば、数千の兵で趙の二十万の軍勢を「背水の陣」をもって打倒したという伝説の人物です。
麻雀の好きな方なら、国士無双の言葉が、実は韓信を讃えて生まれた言葉でもある、短槍の名手の大将軍です。
その韓信が「股くぐり」をしたから絵になるわけで、ただの弱虫で、なんでもかんでもカネで解決しようとする卑怯者が股くぐりをしても、何のシャレにもなりません。
日本が、世界一美しい日本の心を維持していくためには、日本は同時に世界一強い武装国家である必要がある。
そして世界一の強者であればこそ、静かで平和的な闘い方をし、この世から悲惨の二字をなくすことができるのだと、ねずきちは思っています。
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