人気ブログランキング ←はじめにクリックをお願いします。

墨攻

昨日、稲田朋美議員を訪問したあと、日心会のみんなで、ちょっとした飲み会があり、そこで映画の話が出ました。
その中で、すこし古い映画なのですが、香港映画の「墨攻」という映画が、あれは実に素晴らしい、という話になり、是非、ブログでも紹介しようよという話になりました。
この映画の原作は、酒見賢一(さけみけんいち)です。
酒見賢一といえば、「後宮小説」という作品で第1回日本ファンタジーノベル大賞受賞を受賞した作家で、この作品は、日本アニメにもなっていて、 アニメ版のタイトルは、「雲のように風のように」です。
これも実によくできたアニメで、小説の方の雰囲気というか、その心をよく表しています。
Youtubeでも観れます。
http://www.youtube.com/watch?v=u66yovSMTqY
(※著作権がどとかのことはよくわかりません。とりあえずあったのでURLを載せました)
「墨攻」は、酒見賢一の小説で、昔、秦の始皇帝の時代にあった墨子という思想集団のことを描いた小説です。
墨子自体は、実在の教団で、いまでも「墨守」といえば、堅い守り、命がけで守りぬく守備の戦いをいいます。
この墨子の僧が、ある小さな城砦都市を10万の兵力の敵から守りぬくという物語で、これが実によく書けている。
そのことから、「小説・墨攻」は、脚本を久保田千太郎氏が書き、作画森秀樹で、マンガ化され、こちらも、大ヒット。
原作の「墨攻」の筋書きをよく活かしながら、新たな展開を加え、実に内容の濃いマンガに仕上がっています。
そしてこの漫画を読んで感動した香港映画界の人たちが、実写版で作った映画が、「映画・墨攻」です。
数年前に封切られた映画なので、いまならレンタルビデオ屋さんの旧作で、安く借りることができます。たいてい香港映画のコーナーにあるようです。
じつはねずきちは、映画館には行ってないのですが、原作者の酒見賢一が好きな作家でもあることから、レンタルDVDでこの映画を観ました。
これが、じつに素晴らしい。
ひとりひとりの役柄が、非常に細やかに描かれているのです。
主人公だけがヒーローというわけではない。
主人公を好きになった女性の、実に女性らしい心遣い、国を守るためには厭味な男を演じなければならない国王、若さあふれる国王の息子、実力者である敵方の大将等々、登場人物にまったくの無駄がなく、そのことが作品に非常に深みを持たせています。
日本映画では、原作がものすごく良くて大感動して、その小説が映画化されてすごく楽しみに観ると、ヾ(*`ω´*) ッテオィ、なんじゃこりゃ~!みたいな、原作の良さをまるで無視したかのような中途半端な作品に仕上がっているものが多いのだけれど、この「墨攻」は、原作の良さを活かしながら、実にすばらしいできばえの作品にしています。
香港映画では、最近レッドクリフが大ヒットとかいわれていますが、ボクからみると、この「墨攻」のほうが、数段上の仕上がりになっています。
映画「墨攻」は、香港映画として、世界中で大ヒット、興行収入も莫大な世界的大ヒット映画です。
そりゃそうです。できが良い。
ところが、なぜか日本では、この映画は、ハナからB級映画というレッテルが張られていました。
上映期間もほんのわずか。あっという間に映画館から消えた。
DVDになってからも、わざわざ箱に、ご丁寧に「B級映画」と書いてある。
Chinaの「日本支配工作要領」によれば、Chinaは、工作員によるマスコミ部を設けて日本人に、「歴史劇、映画等」で「郷土愛、民族一体感を呼び醒ますものは好ましくな」いものとして、故意に排斥しているとか。
おそらく意図的に日本人に見せまいとしてこうしたレッテル貼りがされているのだろうと思います。
「墨攻」に描かれているのは、たった4000人が立て篭もる城に、10万の大軍が攻めてくる。
それに対し、智謀の限りを尽くして戦う男たちの姿です。
そしてその姿は、そのまま拉孟の戦いや、騰越(とうえつ)の戦い、あるいは義和団事件、あるいは通州事件、尼港事件等で、日本軍が行った戦いでもあります。
良い映画なので、お暇な時にでも、是非、ご覧あれ。
けっこう、いいです^^
 ↓クリックを↓
人気ブログランキング
墨攻日本版預告

日本の心を伝える会では、いま会員の募集をしています。
登録無料!! ご入会は、
①ハンドルネーム
②お住まいの都道府県
③メールアドレス

の3つを書いて、assist@nippon-kokoro.com にメールするだけ。
ご入会受付後、メーリングリストへの招待メールをお送りいたします。
この機会に、あなたも是非、どうぞ^^♪
日本の心をつたえる会ロゴ

コメントは受け付けていません。