民主党代表選

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小沢氏辞任を受けて行われる民主党の代表選は、候補者が、鳩山由紀夫幹事長と岡田克也副代表の二人になりました。。
今日は、まさにその代表選挙の真っただ中です。
その二人の代表候補、15日に内幸町での日本記者クラブ主催討論会、有楽町での街頭演説に登壇しました。
午後4時、日本記者クラブ主催の討論会場に姿を現した2人は、いきなりがっちりと握手!
討論は、各自の持ち時間に応じて互いに質問をぶつけあう方式で行われたのですが、相手の弱点を指摘する場面が、ナイ!! 互いの政策の違いが、ナイ!!
企業・団体から政治献金の全廃について、鳩山氏が
「(自分の主張と)同じ回答をいただけるものと思いますが」と水を向けると、
岡田氏は「同じです」と即答、会場は失笑・・・・。
討論会終了後、2人は有楽町に移動し、1時間近くにわたる街頭演説に臨みました。
ここでも、岡田氏が、
「新しいリーダーとして民主党を立て直し、総選挙で勝利させていただく」と訴えると、
鳩山氏も、
「代表選を戦わせていただける喜びを感じている」と応じた。
演説を聞いていた都内の大学4年生の女性(22)は「2人の政策に違いがあるのか、よく分からなかった。若者の雇用回復策について、考えを聞きたかった」と話し、
埼玉県鶴ヶ島市の無職男性(64)も、「強いて言うなら、鳩山さんは理想的、岡田さんは現実的な話をしていた」と印象(?)を語ったといいます。
■関連記事:鳩山氏も岡田氏も「挙党態勢」…討論会も街頭演説も違いは? Yomiuri online
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20090515-567-OYT1T00865.html
ねずきちには、よくわかりません。
たとえば、政策について、麻生氏の政見演説は、いま日本がかかえる種々の問題を具体的にひとつひとつあげ、それへの対応方針をきちんと述べていました。首相の座をめぐる当時の自民の各候補者も、それぞれの政策・政見の方向性について、それぞれ自分の意見を述べ、投票をしてくださる党員その他の有権者に、誰の政策が最も望ましいのかの選択をゆだねていました。
これに対し、いくら小沢代表の突然の辞任の後とはいっても、それぞれ党を代表する民主党のお二人が、政策にも、政見にも、なんの違いもない??
それはおかしいのではないかと、ねずきちは思うのです。
日本は、いま、景気の問題、国防の問題、外交の問題、資源エネルギーに関する問題、ソマリア等国際関係に関する問題、ロシアとの外交の問題、特アの問題等、多様でしかも大きな問題を数多く抱えています。
そのひとつひとつに、それぞれの候補者が、どう対応しようとするのか。
党の代表となろうとする人物、政権交代を希求し、総理の座を射止めんとする候補者であるならば、投票権を持つ党員に対しても、また国民に対しても、二人それぞれの考え方の違いを、やはり明確に打ち出し、投票権を持つ党員に審判を仰ぐべきだと思うのです。
だって、日本は主権在民の国だ。権利者は国民(党員)の側にある。
その党員が、どういう政策を選択するのか、その基準(二人の政策の違い)を明確にしてくれなかったら、何を持って党員は、投票をしたらいいのか。
日本が抱えている個別の様々な課題について、党の代表として国政を担う責任をもって対応しようとするならば、そこにはおのずと意見の一致点、不一致点があるはずです。
あるいは、いまの日本のなかで、何を優先課題とすべきかでもいい。個別具体的な個々の問題への解答が完全一致しているとしても、課題の優先順位には違いくらいあるはずだ。
課題も優先順位も一致しているというなら、どちらかが代表になったときの党内役員の人事はどうなのか。それぞれに考えの違いくらいあるのではありませんか?
それとも、そんな細部にいたるまで二人の意見は一致している?
だとしたら、なんのための代表選挙なのでしょう。
そもそもそんなにも、まるでコピーでもしたかのように、二人の政策が完全一致しているというなら、そもそも代表選挙をやる意味すらありません。党の推薦で禅譲すればよいだけのことです。
しかもいま、100年に一度という世界的な景気低迷下で、国民の生活は大変な状態になっている。そして国政は、その困窮する国民生活を立て直すための重要な修正予算審議を行っている。これに応じようとしない民主党には、与党の代表から党首討論までも申し込まれている。そして小沢前代表は、この討論から逃げた。
次の民主代表は、党首討論に応じるのか。予算審議に対し、いかに臨むのか。
そんな点も、仲良し二人組で、完全一致なのか。。。
仮に、意見が完全一致の二人組を候補者にたてて代表選挙というお祭りをするというのであれば、それは民主党という政党が、党の代表選というものを、
「ふたりのうち、どちらがお好み?」
という、いわば芸能人の人気投票のようなものと考えているということになります。
すべては解散選挙のためだ、党の顔は好みで決めればいい、というのであるならば、有権者(党員)をこれほどバカにした話はないです。
なぜなら、政策政見は党幹部が決めることだから、おまえら知る必要はないと、権利者である党員のみなさんは言われていることになるからです。
言い変えたなら、党の政策は党幹部が決めるから、国民(代表選の有権者)は、それに関与する必要はない、といっていることになるからです。
ということは、そういう政党が、もし政権を取ったら、やはり国民は政策について一切関与することはできず、日本は主権在民の国ではなく、主権党幹部の国になるということです。
それって、一党独裁政権の中国共産党の政治の在り方そのものじゃありません?
あるいは、違いは何もないけれど、出たいから立候補したのだ、というなら、ふたりとも、政策・政見よりも、単に出たがりの目立ちたがり屋にすぎないと、世間に向けて宣言しているようなものです。
党の代表に政策も政見もないということは、党自体に政策も政見もないということで、それならそういう政党が、政権交代を目指すということ自体が、意味がない。というより、政党である意味すらない。
それとももしかして、政策や政見を披露して、党の本音がバレたら党自体が世間から袋叩きに会うとでもいうのでしょうか?
代表選を戦うというなら、鳩山由紀夫幹事長、岡田克也副代表に、正直に話してもらいたいものです。
ねずきちには、彼ら二人の声が、こう聞こえるのです・・・
~~~~いま民主党に必要なことは、挙党一致です。私たち二人は、どちらが代表になったとしても、政策は完全一致しており、政権交代の後には、必ずや在日半島人に強力な利権を与え、シナに日本の政体を売り渡し、シナから大量の無戸籍者を日本に移民させ、彼らに日本国籍をあたえ、シナ人と日本人の混血を促進し、伝統ある日本を滅亡させ、陛下を退位させて、日本国憲法を放棄し、わが国をシナの属国にします。
そのために二人の候補者は、一致団結。小異を投げ捨てて政権交代を目指します!!
国民の(党員の)みなさんは、この党の方針についてくれば良いのです。
すべては選挙のためです。どちらが代表としてふさわしいかは、みなさん、お好みで決めてください・・・・
二人の代表候補が、それは違うというなら、キチンと政策政見の違いを鮮明に打ち出してください。党員の審判を仰いでください。
そのための代表選挙なのですから。
ねずきちは思うのです。
仮に100歩譲って、「すべては選挙に勝つためだ。そのための代表選だ」というものであるにしても、やはり、党の代表としてそれぞれの政権構想や信念の違いは明確に打ち出すべきだと。
バタバタと候補者が決まり、15日にやっと候補者両名が討論と街頭演説をしたかと思ったら、お二方の政策は完全一致。。。
そして翌16日にはもう代表選挙。。。。
ねずきちはいいたいのです。
いまの日本は主権在民の国だと。
主権在民なら、政党の代表を選ぶ者も、国民(党員)です。
党員の意見を聴かない。党員に代表としての政見を語らない、というなら、それはとりもなおさず、彼らが日本という国そのものを否定していることになると。
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