
これまで、低価格のロシア製兵器がアフリカ諸国でのシェアを握っていました。
ソ連崩壊とともに、革命の名のもとに庶民の平和な暮らしを脅かし、自己の贅沢だけを希求する集団に対し、ソ連製の銃器が売り渡された。
そうして政治権力を握った連中が、民からの収奪で財力・資力をつけ、戦闘機や戦車、小型ミサイルなどを購入しはじめています。
ところがこの死の商人の介在するブラック・兵器マーケットに、近年、中国製兵器が大量に進出しはじめた。
中国は少量の兵器をロシアから購入し、兵器を解析してコピーを作り、海外の反民主勢力に武器を大量に輸出しはじめた。
その武器で殺され、収奪されているのは、平和をのぞむ多くの一般庶民です。
中国の、ロシアからの兵器輸入額が最多となったのは2006年でした。
ところが2007年以降、中国の対ロシア兵器輸入額は大幅に減少しています。
理由は、簡単。
2007年以降は、それまでにロシアから輸入した兵器をコピーして作り始めたのです。
中国製武器は、膨大な時間と費用を要する開発費用がまったくかかっていません。
しかも、人件費が安い。当然、製品価格も安い。
買う側からしてみると、これまで使用していたロシア製兵器と、まったく同じ仕様で、使う弾薬のサイズや、兵器を動かすためのエネルギー系統、兵器の仕様・構造がまるで変わらない。だから新たなメンテナンス要員を育成する必要もないし、部品等もロシア製、中国製を共用できる。しかも価格が安い。
購入するメリットは充分あります。
いまや中国製兵器は、銃などの火器にとどまらず、戦闘機や戦車までも網羅し、中国は、共産圏最大の兵器輸出国となっています。
一例をあげます。
中国製の戦闘機 “殲撃11”
この戦闘機は、中国が「自主開発」したと主張しています。
ところがその仕様は、ロシアの“スホーイ27”と、まるっきり同じ。
要するにコピー商品です。

中国はこの戦闘機を、自国内に配備するばかりか、パキスタンなどにも売却しています。
こうした事態に、ロシアは当然激怒します。
そりゃそうです。
ロシアのが供与した技術を勝手にコピーして、ライバル製品として輸出されているのです。
怒らないほうがどうかしている。
そこでロシアは、報復として、新規の艦載機売却契約を全面的にストップした。
中国は困りました。
なぜかというと、目下中国は、新型空母を建造しています。
空母を作っても艦載機がないのではシャレになりません。
そこで中国は、軍事技術分野における知的所有権保護を申し出、ロシアから技術供与を受けた兵器について、輸出を禁止する調印を両国で行いました。
これが昨年12月11日の出来事です。
ある意味、ロシアはさすがです。
コピー製品で自国の権益が侵されていると知るや否や、中国に対し、即刻ペナルティを課すべく、動いた。
さしもの中国も、核を保有する軍事大国ロシアが相手です。
気を遣って、お行儀よく、譲歩を受け入れた。
ところがです・・・・
中国からしてみれば、ロシアから盗むべき技術は、もはやすべて盗みきっている。
あとは、空母に搭載する艦載機の技術さえ盗めればよい。
そのためには、ロシアのご機嫌をとって、艦載機を買わせていたこう・・・というわけです。
ところで、2009年4月10日に発表された中国科学技術協会報告書「兵器科学と技術学科発展報告」によると、
「一部の分野で中国製兵器の技術レベルは、世界最先端にある」とされています。
どういうことかというと、中国製兵器は、
(1) 戦車や砲弾など伝統的な部類に属する兵器の能力はすでに高水準に達している。
(2) 戦車など走行車両の機動性、火力、防御力は大きく向上し、エンジンの改良や高速冷却技術も発展が進んでいる。
(3) 砲弾は総合的には1990年代レベルにあるものの、射程延長、弾道修正、徹甲弾などの技術は先進レベルを保持している。
(4) 魚雷、機雷の技術も大きく向上している。
要するに中国は、ロシアから盗むべき技術は、すべて盗み、コピー製品によって、自国の火力を安価に強化し終えたということです。
一方、中国の軍事力で立ち後れている分野が、情報化。
思いだしていただきたいのです。
イラク戦争のとき、イラクの誇るソ連製の最強のT72戦車を、性能面ではほぼ同性能の米M1戦車が、一方的に打ち破っていたことを、です。
ソ連製T72型戦車は、雪崩を打って敗走するしかなった。
その理由は、従来日本の自衛隊の戦車だけが保有搭載していた“特殊スコープ”にありました。
日本の協力のもとにこの“特殊スコープ”を搭載した米国戦車は、時速100km近いスピードで、砂漠とはいえ硬い土の上を走りながら、一度視覚に捉えた相手を視界から失うことなく、一方的に砲撃・爆破することができた。
対するソ連製製戦車は、この“特殊スコープ”がなかったために、相手方戦車を捕捉したあと、速度をゆるめ、照準を確認し、弾を込め、発射するという手順をとらなければならかった。
米国戦車は、見つけたと同時に猛スピードで走行しながら砲弾を発射する。
戦いが一方的になるわけです。
中国製兵器で、いちばん問題なのが、車両総合電子情報システムなど統一的な基準がないこと。加えて情報化技術が、レベル的にも先進国から大きく遅れていることです。
そして、中国科学技術協会報告書は、今後、「自動化、デジタル化、ネットワーク化、ロボット化など新分野の開発を進めると同時に、既存の伝統的な兵器の優越性を確保することが必要だ」と指摘している。
その「自動化、デジタル化、ネットワーク化、ロボット化など新分野」で、世界的にみて、最も高い技術を持っている国は、どこでしょうか。
もうおわかりのように、それは日本です。
中国は、日本の技術を盗み、コピーするために、
・日本政府に働きかけて、日本の大企業に中国人技術者の就職を送りこむ。
・技術のある日本企業を、ありとあらゆる接待攻勢で中国国内に工場を誘致する。
・日本の大学の研究室に金銭的支援を申し出、技術の開発段階から盗む努力をする。。。等々
ありとあらゆる方法を使って日本の技術を盗もうと画策している。
そしてどうしても解析できない日本のITのソースコードについては、政府レベルで日本に強制開示請求をする。
それら中国の軍事力情報化推進のための努力は、結局は、中国共産党の軍事力を増強させ、近隣国の安全を脅かすだけでなく、中東やアフリカ、南米等の内乱を後押しし、現地の庶民の暮らしを脅かすという害毒を撒き散らす。
イスラエルが地上侵攻を開始して、ガザ情勢は激化の一途をたどっているけれど、対するイスラム原理主義のハマスが使用しているロケット弾は中国製です。
現実に、中国製兵器が中東の平和を脅かしているのです。
ロシアは、そうした中国に対し、当然の警戒感を抱いた。
そしてロシアの警戒に対して、中国はごめんなさいをするしかなかった。
日本はどうでしょう。
中国の不当な要求に対し、いまさら日中首脳会談ですら村山談話の踏襲を約束させられ、土下座を強要されている。
これを受け入れることを是とする国内勢力が形成されている。
このことは下手をすると、日本のIT技術が盗まれ、コピーされ、技術立国である日本の企業活動が壊滅的打撃を被るだけでなく、中国共産党の持つ軍事力をさらに拡大増強させるだけでなく、世界に混乱と秩序の崩壊を招くことになる。
そしてそのことによって、劇的に被害を受けるのは、私たち日本の企業であり、一般庶民なのです。
それだけじゃない。世界中で、安価な中国製兵器によて、無辜の民が、虫けらのように殺されているという、いますでにある現実を、さらに拡大生産することに、日本が“手を貸す”ことになる。
日本が手を貸すということは、他の誰でもない。私たちひとりひとりが、中東やアフリカ、南米の殺人に協力するということでもあるのです。
なぜ、ロシアは、中国に対して強く出ることができたのか。
それは、ひとえに、ロシアが核保有国であり、強力な軍事力を持っているからです。
やはり、日本も、もうここまできたら、憲法9条を破棄し、核を保有すべきです。
核は、日本人のように、平和を愛し、「民の幸せこそが国家の幸せである」と、誰もが考えている国民こそが持つべきものです。
悲しいことだけど、これが現実の世の中というものです。
ボクには、以前椿さんがおっしゃってた、
「広島の平和記念館に書かれている『私達は二度と過ちをおかしません』という碑文は、『二度と原爆を落とされない“強い国”になります』という意味だ」というお言葉が、ものすごく印象に残っています。
中国に騙され属国にされた東トルキスタンや、ネパールは、人々の私有財産権ははく奪されている。
漢民族による民族浄化活動と称して、適齢期女性が大量に拉致され、中国人の子を強制的に妊娠させらている。
男は粗末な衣類と粗末な食事を与えられるだけで、生涯無給で、労働奉仕させられている。。。。
そういう民の生活や幸せを平気で踏みにじる一党独裁政権の国が、すぐお隣にあって、綺麗ごとを言いながら、日本の技術と、富を狙い、国益を侵害し、日本国内を混乱させ日本を亡国に導こうとしている。
このことを、もうそろそろ日本は、きちんと考えるべき時に来ている、ねずきちは、そう思うのです。
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