面白い記事が出たので掲載します。
-----------------------------------------
日本の韓国統治、石原知事「優しく公平と元大統領から聞いた」
2009年4月17日(金)読売新聞
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20090417-567-OYT1T00122.html
石原慎太郎・東京都知事は16日、国際オリンピック委員会(IOC)評価委員会の現地調査に関する記者会見で、「ヨーロッパの先進国がアジアで植民地を持ったのに比べ、日本が韓国にしたことは非常に優しくて公平だったと、韓国の 朴 ( パク ) 正煕 ( チョンヒ ) 元大統領から聞いた」と語った。
英国人記者が戦前の日韓関係に触れ、「日本の五輪開催はふさわしくないとの批判が韓国にあるが」と質問したことに対し、答えた。
石原知事は「日本の韓国の統治がすべて正しかったとは言っていない」とも語った。朴元大統領は1979年、側近により暗殺された。
------------------------------------------
非常に短い記事です。
しかしここには大変重要な内容が含まれているように思います。
英国記者の質問は、別の報道によると
「知事は日本の朝鮮半島への行為を矮小化しているため開催地に選ばれるべきではないという、韓国での報道を知っているか?」
というものだったそうです。
→朝日新聞:http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/K2009041602640.html
この韓国の報道というのは、完全に現大統領の体制下での日本=悪という大嘘史観に凝り固まった発想から出ています。
その背景には、日本の朝鮮統治は、苛酷で無慈悲なものであったという捏造した歴史館がある。
ところが石原知事は、たったひとことでこの捏造史観をひっくりかえしてしまいました。
「日本が韓国にしたことは非常に優しくて公平だったと、韓国の 朴正煕元大統領から聞いたよ」(笑)
朴元大統領といえば、1961年から1979年に暗殺されるまで、実に18年間にわたって韓国の大統領その他の最高位にあった人物であり、戦後の大韓民国(韓国)復興の第一人者です。
朴元大統領がいなければ、漢江の奇跡と呼ばれる戦後韓国の経済成長は実現しなかった。
その朴元大統領の現役時代、福田赳夫首相が韓国を訪問した。
酒席において日韓の閣僚たちが日本語で会話をしている最中、韓国側のとある高官が過去の日本による植民地統治を批判する旨の発言を始めた。
このとき朴大統領は、
「(自分は)日本の朝鮮統治はそう悪かったと思わない。
自分は非常に貧しい農村の子供で学校にも行けなかったのに、日本人が来て義務教育を受けさせない親は罰すると命令したので、親は仕方なしに大事な労働力だった自分を学校に行かせてくれた。
すると成績がよかったので、日本人の先生が師範学校に行けと勧めてくれた。
さらに軍官学校を経て東京の陸軍士官学校に進学し、首席で卒業することができた。
卒業式では日本人を含めた卒業生を代表して答辞を読んだ。
日本の教育は割りと公平だったと思うし、日本のやった政治も私は感情的に非難するつもりもない、むしろ私は評価している」

と語り、批判的発言をした韓国高官をたしなめた。
石原知事の発言は、このときの模様を語ったまごうことなき事実です。
→金完燮 日韓「禁断の歴史」p.212 小学館 ISBN 4093896518
そして、朴元大統領の言葉は、大統領自身の実体験から出ている言葉でもあります。
朴正煕は、日本統治下の朝鮮の慶尚北道善山郡亀尾(現在の亀尾市)で、貧しい農村部家庭の5男2女の末子として生まれました。
父親は科挙に合格したが、日本によって韓国が併合された後に没落し、墓守をしていた。
小学生の頃は、学校に弁当を持って行けないほど生活は苦しく、後世、酒に酔うたびに友人や側近に「俺は本当の貧しさを知っている」と語っていたといいます。
家が貧しいうえに病弱だったけれど、朴氏は猛勉強をして、亀尾小学校を首席で卒業。
大邱師範学校を卒業し、慶北聞慶国民学校で3年間教師をした後、日本国籍のまま満州国軍の新京軍官学校で学び、同校を首席で卒業した。
そして優秀な成績のため、特に選ばれて日本の陸軍士官学校に留学しています。
そして日本の陸軍士官学校を3位の成績で卒業(57期)し、終戦時は満州国軍中尉となっていました。
そして1961年、僅かな人数で「軍事革命委員会」を名乗り、反共親米、腐敗と旧悪の一掃、経済再建などを決起の理由として軍事クーデターを起こします(5・16軍事クーデター)。
そしてその2年後に韓国大統領となり、1965年に日韓基本条約を締結。日本との国交を回復します。
日韓基本条約は過去の植民地支配を清算するものでなく、僅かばかりの金で国を売るものであるとして、民主化活動家の大学生に市民も加わった韓国民と野党議員たちの激しい抵抗があった。
日本国内でも、条約に基づく巨額の資金提供は独裁政権を利するとして共産主義者からの反対があり、大学生を中心に大々的な反対運動が展開されていた。
しかし朴大統領は、日韓基本条約を強行。このとき日本から得た資金で、経済開発院を設立。
日本の八幡製鐵所をモデルとした浦項製鉄所を築き、石油化学工場建設を急がせた。
そうして1961年には国民1人あたりの所得が僅か80ドルという世界最貧国圏から、1979年には1620ドルへと、在任中の僅か18年の間に、国民所得を約20倍も跳ね上げた。
これが、世にいう「漢江の奇跡」です。
要するに、朴大統領がいず、日韓基本条約の締結も生まれていなければ、漢江の奇跡はなく、韓国はいまだに世界の最貧国であった。
朴大統領に反発し、日韓基本条約締結に反対したのは、韓国の民族主義者や日本の共産主義者、社会主義者らなのだけど、彼らの言うことを聞いていたら、韓国はおそらく今でも北朝鮮と経済力の変わらない、世界の最貧国のままであった。
経済成長ばかりが良いこととはいえないという反論もあるだろうけれど、誰だって、貧しいよりは、少しでも豊かな方がいいし、飢えに苦しむよりは、3度の飯をちゃんと食べれる生活の方がありがたい。
そして韓国が豊かになったのも、北のように民衆が飢えに苦しまずに済んでいるのも、朴大統領による日韓基本条約の締結があったからであり、その朴大統領自身が、高い知性と教育を受けることができたのは、日本統治の公平性があったから、という事実を知ることができます。
そういう歴史的事実を冷静に検証すれば、「日本統治を矮小化している」等の今回の韓国内の報道は、単にコミュニスト(共産主義者・社会主義者)の世間を謀る薄汚い嘘いつわりにすぎないということがわかる。
そしてコミュニストの陰謀が、いかに東亜の平和と安定と庶民生活の向上を阻害しているか。
日本もいい加減、眼ざめるときがきているような気がします。
やはり、黙っていたらわからない。
言うべき時にははっきりとモノを言う日本にならなければならない。
石原知事の今回の発言は、そんなことを見事に体現してくれたものだと思います。
喝采です。

【韓国】 日韓基本条約を知っていますか?


人気ブログランキング ←気にいっていただいたらココをクリック。はげみになります^^v

コメントは受け付けていません。