誰しも戦争には反対です。戦争の悲惨は絶対に防がなければならない、そう思います。
しかし、外交交渉においては、ちゃんと条約を守れ、守らないなら軍事力を行使するぞ!といった力の背景がなければ、どうにもならないもの事実だと思います。
また、他国に不条理な要求を突きつけられても、それを跳ね返すだけの力(軍事力)は、やはりもっていなければ、どうにもならない。
17日の朝鮮中央通信によると、朝鮮人民軍総参謀部報道官は17日、韓国政府が北朝鮮との対決の道を選んだとし、「我々は全面的な対決態勢に入るだろう」と警告する声明を発表したそうです。
総参謀部が公式声明を出すのは異例。対北朝鮮融和政策を見直す李明博政権を強く揺さぶる狙い。
声明では、韓国政府が先制攻撃の準備や黄海上で北朝鮮領海の侵犯を続けていると決めつけ、「強力な軍事的対応措置が伴うだろう」などと強調したといいます。
韓国の聯合ニュースによると、韓国軍当局はこの声明と関連し、全軍に警戒態勢強化を指示し、北朝鮮人民軍の動向を注視・分析しているとか。
■関連記事=北朝鮮、韓国と「全面的な対決態勢」…参謀部声明で警告
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090117-00000055-yom-int"
北がどういうことで、半島での軍事的緊張が高まったのか、詳しいことはわかりませんが、すぐに軍事的暴力の行使を図ろうとする国家が、日本のすぐそばにある。その事実は、きちんと受け止める必要があるように思います。
領海侵犯なら、韓国は堂々と日本の領海を侵犯し、ゴミ投棄をしていた。
そして日本の領土である竹島については、事実上これを占拠し、碑文を建て、当該海域内で軍事演習までしている。
韓国は、ありもしない従軍慰安婦問題や、日帝による侵略などを喧伝しながら、一方で、あきらかに領海を侵犯していた「事実」を政府として認めている領海侵犯・ゴミ投棄問題については、ほおかむりして知らん顔です。
■関連記事=韓国の日本海ゴミ不法投棄区域見直しへ 明らかな領海侵犯+不法投棄なのに韓国は賠償なし?
http://nezu621.blog7.fc2.com/blog-entry-389.html
一方、中国もまた、1989年以降一貫して毎年2ケタ、軍事費を増やしています。
そして、最新鋭の航空母艦3隻を建造し、これを東シナ海に展開するという発表までし、尖閣諸島の石油を、日中の共同声明を無視して勝手に掘削している。
■関連記事=中国の軍事力拡大に日本の防衛力は不安
http://news.livedoor.com/article/detail/3979547/
これだけではありません。中国も韓国も、日本にスパイを送り込み、日本の政治やマスコミに多大な影響力を行使し、日本の教科書にいちゃもんをつけ、総理総裁の戦災遺族への個人的参拝にすら、文句をつける。
こうしたいわば無法者がすぐ隣にいるのに、わが国の最大の防衛政策は「話し合うぞ」という武器しかもたない。
そして日本は、中国や韓国に毎年莫大なカネを注ぎ込み、そしてその多くのカネは、返ってきていません。
なぜ、日本の識者とか知識人とか、マスコミ、政治家は、このような事実に目を背けるのでしょうか? どこの国を向いて仕事をしているのでしょうか?
これから世界は、石油不足の時代に入っていきます。
生活のありとあらゆる分野に入り込んでいる石油が、なくなっていく。
「2050年は江戸時代ー石川 英輔 (著)」という本があります。
この本は小説ですが、2050年の日本人の生活と、どのような経過でそうなったかが老人の記憶というカタチで描かれています。
そして日本経済は2012年頃から少しずつ凋落し、2020年までに大都市は基本的に廃虚となる。
その後ひどい飢餓に見舞われ、2050年までには日本の人口が約6,500万人となり、そのうち99%が農村地帯で独立した共同体を営み、農業的生活を送るという、「江戸時代」に回帰していくとされています。
日本経済は次第に凋落していくが、一般人には何が起こっているのか理解できず、政府は迫り来る危機の前に無策であるか、または問題を軽減する努力を特にはしなかったと書かれています。
人口については、実際、国立人口問題研究所の予測でも、2070年から2080年には、日本の人口は6500万人とされています。
しかし、問題は、「政府の無策」によって、少なくとも夢のある人口減少後の未来社会にはなっていない、ということです。
政治というものは、いまこの瞬間の景気云々だけではなく、先を読み、明るい未来を築きあげていくためのものではないかと思うのです。それが政治のリーダシップというものではないかと思うのです。
しかし、日本の政治は、利害集団である国会が立法府であり、内閣はこれを実施するための機関でしかない。リーダーが不在なのです。
日本は、いちにちも早く、憲法を改正し、国家元首制を復活し、平和を愛し、強く誇り高く、子供達の未来を約束できる日本に変革していかなければならない。そう思います。
ボクたちが子供のころ、家はスギ板、冬になると窓ガラスのすき間から寒風がピューピューと吹き込み、朝になると畳の上に霜が立った。
道路は舗装されていず、雨が降ると、小学生の長靴よりも深い水たまりで、通学の靴の中までびしょびしょになった。
そんな少年たちに、21世紀は科学技術の時代で、人々は冬暖かく、夏涼しく、道路は舗装され、全国に高速道路網や、超高速鉄道が走り、食べ物に困ることがない、そんな時代を大人たちが約束してくれていました。
いま、日本のオトナたちは、子どもたちに、いったいどういう未来を約束しているのでしょうか。
みんながみんな刹那主義、個人主義に陥り、自分のことしか考えない。
家族の未来、地域の未来、国の未来。
防衛政策なんて最悪です。
専守防衛なんて言うともっともらしいけれど、それってそもそもが本土を決線場にするってことです。しかも爆撃されてからでなければ、反撃すらできない。
防衛ラインはできるだけ本土から遠い所に置く。あたりまえのことです。そんな単純なことが、議論にすらならない。
民衆が平和ボケは、それなりに安心を享受できる社会ということで、それはそれで結構なことですが、国家までが政治までが、ボケでは困ります。
政治はお笑い番組ではないのです。

田母神閣下と日本の未来を語る


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