国籍法改正法案が、自民・民主の国対委員長会談で、30日までの会期中は参院での可決を見送り、入管審査の徹底などの付帯決議を行った上で成立させる見通しとなったそうです。
この法案は、主だった閣僚が不在のうちに、まるで泥棒猫のように少数の閣僚で閣議決定され、賛成多数で衆院を通過。その後、ネットユーザーが、関連議員さんや国会にFAXやメールを送り続け、ようやく、今国会での可決を見送るという動きになりました。
今回の国籍法改正法案は、はじめてネットが国政を動かしたケースといえるのかもしれません。
法案は、衆院で可決している以上、野党勢力が過半数を占める参院は、通常なら大過なくそのまま可決します。
閣議決定→衆院可決となっている法案である以上、現段階でできることは、法案可決時に問題点についての付帯決議をすることくらいしか残された改善方法がない。
付帯決議があれば、その内容にもよりますが、政令・省令をもって、DNA鑑定を事実上義務付けたり、インチキの偽装認知については、刑法上の詐欺・文書偽造等、複数の法律で処罰。あるいはこの法律に基づいて日本国籍を取得して入国する者にはDNA鑑定書を入国審査時の必要書類とすることを義務付ける等、次善策とはいいながら、あるていど網をかけることができる可能性が生まれます。
とにかく、いまのままの状態で可決されることが絶対によくない。
この法案は18日に全会一致で衆議院を通過。マスコミではほとんど報道されなかった法案で、このことがきっかけで、
「生活が脅かされる可能性があるものを報道してくれないなら、テレビなんて要らない」
「この国の政治家とマスコミが、ここまでも、こんなにも酷いとは思わなかった」
といったような批判が数多く見られたといいます。
この問題がきっかけとなり、マスコミや政治の偏向が議論されるなら、それはとっても良いことだと思います。
実際、この改正によって偽装認知が増えるのは確実でもあります。
なにせ父親が、「俺の子です」と認知しさえすれば、二重国籍だって可能なんて、とんでも法案なので、多くの方が
「戦後最大級の悪法」
「別名、日本国籍バーゲン法」
とまで言われるのは、あたりまえのことだと思います。
以前にも書きましたが、日本人の男が、海外に出かけて行き、そこで女性と交際し、子どもを作る。そして彼女の妊娠を知りながら、日本に逃げ帰る。
彼女は出産するが、貧しくて子供を育てることができない。
日本に行けば、日本のちゃんとした教育を受けされることができると知りながら、彼に連絡をとると、「俺は結婚しているから、その子供は認知できない」
そんな無責任男によって生まれた日系外国人の子供たちが数万人。
その子供たちは、満足な教育も受けれれないどころか、ゴミの山で生活したりと、悲惨な生活を送っている。
こうしたことから、最高裁で現国籍法が婚姻を条件としていることは違憲であるとの判決が出たのは、生まれてきた子供に罪はないという人道的立場から、当然のことであろうと思います。
法律が「違憲」であるとの判決が出た以上、三権分立の規定に従って、当然立法府である国会は、国籍法の改正案を審議しなければならなくなります。
ところが、わけのわからないのが、最高裁で違憲判決がでていながら、国会には審議委員会もできず、議員さんたちはこの問題について、まったく「なにもしない」。
いまさら言うのも変ですが、日本の国政は三権分立によって構成されており、国会(立法府)が法律を作り、これを行政(省庁)が法に基づいて執行。その立法と行政が法律通り行われているか監視するのが裁判所の役割です。
そして最高裁が「違憲」と判決したものについては、国会は迅速に法の改正を行わなければならない。それが国会の義務であるにもかかわらず、国会にはまるで改正案上程の動きがない(三権分立の精神事態が欠如)。
結局、心配した官僚さん(行政)が、改正国籍法を上程し、これを内閣が閣議決定しました。
しかし、総理も外遊中。ほとんどの閣僚も国へ帰っていて、ほぼ誰もいない状況下で、「国籍」という重要法案が、充分な内容の検証も審議もないままに、いとも簡単に少数の閣僚で承認・決定。
あとで、「どうしておまえ、あれにハンコついたんだ!?」と聞かれた某閣僚が、「いあ、いつもどおり、ただめくら版しただけだよ。アハハ」・・・・
これを知った、ネットユーザーが、これはとんでもないザル法案だと、法案の問題点を指摘。
「認知」だけで日本国籍が取得できるということは、帰化した在日外国人が、海外にいる子供たちを「俺の子だ」というだけで、みぃんな日本人にできちゃう!! これって、やばくね? というわけです。
実際、背景には、中国の産児制限の問題などもあって、中国では2番目3番目の子供は出産させることができない。でも生まれてきちゃう子供はやはりいるわけで、そうした子供たちは、戸籍を与えられず、当然学校にも行けない。そうした子供たちが億単位で存在する。この子供たちの多くは、蛇頭のような中華系マフィアに所属し、暴力と上下関係だけの世界で育っている。そしてなによりも「国籍」を欲しがってもいる。
簡単にいえば、蛇頭の子供たち全員(1億人以上いるといわれている)に、簡単に日本国籍を与えてしまうというものであり、これは誰が考えても由々しき事柄。日本社会を混乱に陥れるのはよほどのバカでも予期できることです。
さらにその子供たちが成人したら、日本人として選挙権も与えられるわけだから、国政にも多大な影響が出るのは火を見るより明らかです。
これだけ重要な法案でありながら、マスコミはまるで、無視。
衆議院においても、一握りの反対派議員がむくれて席を立ってくれたおかげで、全会一致で可決。不思議なことにこうした自民の暴走に対し、最大野党の民主が全面的に賛成というていたらく。いったい議会制民主主義の正義はどこに行ったんだ?
それでもあきらめずに、多くのネットユーザーが、国会にFAXやメールを行い、ようやく参院では、付帯決議案を作成後に可決させようという動きになったというのが、11月26日夜のニュースです。
現状の国籍法下でも、日本に滞在する外国人風俗嬢などが、日本での永住権を獲得するために日本人と偽装結婚し、日本人となっているケースが数多くあり、また、そうして帰化した「自称日本人」が、「わたしは日本人です」と言いながら、バスの中で隣の人の首をナイフで切ったりなどというとんでもない事件を起こしている。
東京の一部の地域は、すでに外国人街となり、治安が極度に悪化。
メガネをかけてカバンを持った普通の日本人サラリーマンは独り歩きできない。
このうえさらに暴力的な外国人が増えたら、いったいどうなるのか。
一番迷惑するのは、日本に住むまっとうな外国人さんたちでしょうし、日本人だって迷惑。
国家の安全、庶民の暮らしを守るのが国政の役割のはずなのに、こんかいのこの国会の不条理は、この国のセンセイ方が、まるで日本という国を考えていないということ。
非常に残念しごくな話でもあります。
ともあれ、ネットが国政を動かした初めてのケース。
いつまでもマスコミの偏向に騙されることなく、多くの日本人が、誇りある凛々しい心を取り戻し、庶民による庶民のための庶民の政治が実現できるよう、これからも声をあげていってもらいたいものだと思います。
<国籍法改正案>会期中は参院採決見送りで一致 自民と民主 2008年11月26日20時33分 / 提供:毎日新聞
国籍法改正法案は改悪?改正? 2008年11月25日08時00分 / 提供:kizasiジャーナル
森法務大臣は、法務省に寄せられたFAXを、迷惑行為と断じていますね。非常識な人たちであると。どれも同じ文言だったとも言っています。
しかし、国籍法改正に関して、多くの庶民がいいたいことは、たった1点しかない。
それに、法務省のFAXがパンクして迷惑だったなんて、一時のことでしかない。
もし「認知」国籍法がそのまま生まれたら、この先ずぅ~っと国民は迷惑を被り、場合によっては命の危険にまでさらされる。だから危機感を募らせた。そのことを大臣は理解していないのでは?
この問題が生まれた根本にあるのは、無責任なヤリっぱなし日本人男。子供たちに罪はない。
そのことを踏まえた上で、どう生まれてきた子供たちを救うかは、大きな課題です。
悪意の入国と、子どもたちに未来を拓く入国は、きちっと分けて考えるべきでしょうし、入国を認めた子供たちについては、彼らの日本での生活サポートについても、きちんと議論する必要があると思います。
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