パチンコ店内のATM アタリ?ハズレ? 利便性vsギャンブル性
(yahooニュース)
<記事引用>-------------------------------------
パチンコ店内での銀行ATM(現金自動預払機)設置は是か非か-。首都圏の一部のパチンコ店に試験的に設置されて1年になるATMへの波紋がおさまらない。「利用者にとって便利」「射幸心をあおる」とさまざまな意見があるなか、行政サイドは静観の構え。設置店舗は、今後増える可能性があり、ギャンブル性と利便性の間で議論がさらに活発化しそうだ。(花房壮)
 ■東京、神奈川9店
 ATM設置は、金融決済サービスの企画・運営会社「トラストネットワークス」(東京都)が、パチンコホールの全国組織「全日本遊技事業協同組合連合会(略称・全日遊連)」(同)に提案。トラスト社は昨年11月から東京、神奈川の計9店舗で順次、試験導入をスタートさせた。
 設置されているのは複数の銀行による共同ATMで、試みに応じた銀行側から委託を受け、トラスト社が運用している。利用客は銀行のキャッシュカードを使い、暗証番号を入力すれば口座から現金を引き出すことができるが、のめり込み防止対策として利用額は「1日当たり1人3万円」に制限されている。現金借り入れ機能も付いていない。
 トラスト社は「利用額を制限することで、逆にのめり込むのを防ぐことができる。店舗側も閉店後に売上金をATMに入金できるので、これまでのように多額の現金を店外に運び出し、犯罪にさらされる危険性も少なくなる」と説明。利用状況については「1店舗当たり1日数十件の利用があり、トラブルもない」としており、ATM設置の拡大も検討するという。
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ひとことでいったら、なげかわしい限り・・・と思います。
かつて銀行は、サラ金のような消費者金融に対する融資は、絶対にしなかった。
それが昭和50年代から大手サラ金に対する融資を激化。
いまや銀行自体がサラ金業務に乗り出す時代となりました。
銀行から3%程度の利率で調達したお金を、消費者に15~20%で貸せば、誰がどう考えたって、サラ金は儲かる。
それで業界大手のアイフルの韓国人社長は、年間の個人納税額120億円。
そういうのって、まっとうな社会なんだろうかと疑問に思っていたところに、このニュース。
銀行ATMをパチンコ店に設置。。。。
金融機関の誇りはいったいどこにいっちゃったんだろう???
企業社会における「誇り」。
職業人としての自覚とか誇りとか、そういうものが軽視されるようになって久しいです。
男の子なら誰だって子供のころあこがれた列車の運転手。
だけど、実際に運転手になってみると、過酷な勤務に低い賃金。
会社は利益をあげることだけに汲々とし、その結果なにが起こったかというと、西日本JRの転覆事故。
豊田商事や、最近話題のマルチ商法などが、なぜ人々からよく思われないかといえば、カネ儲けだけが目的となっているから。
たしかにボクなども、子どものころ先生から
「企業は利益を目的とする集団である」って教わりました。
きっとそう思っている人は多いとおもいます。
だけど、長年サラリーマンをやってきて、それは間違っているって気がついた。
「企業は社会のお役に立つことによって、世の中から利益という名の報酬をもらう」・・・これが正しい答えと、いまは思っています。
その意味からすると、利便性を追求するパチンコ店への銀行ATMは、人々の利便性の追求という意味でいいこと・・・なのかもしれません。
でも、射幸心をあおり、自己破産者を急増させているパチンコ店に、わが国産業の担い手、経済の心臓部である金融機関が、ATMを設置するなんて、いかがなものか・・・
銀行のもつ社会的使命ってのは、パチンコ点にATMを設置するってことなのでしょうか??
なんだかすごく疑問に思います。
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