[橋下知事]「朝日は人の悪口ばかり」 陸自の祝辞で批判
橋下知事がまたも過激発言
(lovedoorニュース)
橋下知事「朝日新聞のような大人増えれば日本はだめになる」
橋下知事「朝日が早くなくなれば世の中のためになる」
(yahooニュース)
大阪府の橋下徹知事が、19日、
「人の悪口ばかり言う朝日新聞のような大人が増えれば、日本は駄目になる」
「(朝日の報道は)一線を越えたからかい半分の批判であり、たいへんな怒りを感じている」
と述べたのだそうです。
橋下知事のこの発言は、
朝日が、「山口県光市母子殺害事件の弁護団への懲戒請求事件」で、橋下知事が敗訴したことに関して、同紙の社説で
「判決を真剣に受け止めるならば、控訴をしないだけでなく、弁護士の資格を返上してはどうか」と主張していたものへの反論。
報道陣からは「大人げないのでは」との指摘も出たが、橋下知事は「朝日も言いたいことを言っているわけだし、お互い様だ」と話したとのことです。
光市母子殺害事件(ひかりしぼしさつがいじけん)は、1999年4月14日に山口県光市で発生した凶悪犯罪。当時18歳の少年により主婦(当時23歳)が殺害後暴行され、その娘(生後11カ月)の乳児も殺害されたという事件。
いまさらですが、事件を振り返ってみると・・・・
当時18歳の少年が山口県光市の社宅アパートに強姦目的で押し入った。
排水検査を装って居間に侵入した少年は、女性を引き倒し馬乗りになって強姦しようとしたが、女性の激しい抵抗を受けたため、女性を殺害した上で強姦の目的を遂げようと決意。頸部を圧迫して窒息死させた。
その後少年は女性を“屍姦”し、傍らで泣きやまない娘を殺意をもって床にたたきつけるなどした上、首にひもを巻きつけて窒息死させた。
そして女性の遺体を押入れに、娘の遺体を天袋にそれぞれ放置し、居間にあった財布を盗んで逃走した。
少年は盗んだ金品を使ってゲームセンターで遊んだり友達の家に寄るなどしていたが、事件から4日後の4月18日に逮捕された・・・・・
これにたいする弁護側の主張は以下の通り。
■ 強姦目的じゃなく、優しくしてもらいたいという甘えの気持ちで抱きついた。
(それならどうして死体となった女性を犯したの?)
■(乳児を殺そうとしたのではなく)泣き止ますために首に蝶々結びしただけ
(それって、冗談でもありえない!!)
■(検察は)被告を極悪非道の殺人者に仕立て上げ、死刑にしようとしている
(そういう問題じゃないでしょっ!!)
裁判所の判断は、
一審 山口地方裁判所 無期懲役
二審 広島高等裁判所 無期懲役(検察の死刑の求刑を棄却)
三審 最高裁判所 検察の死刑の求刑を支持。1審差戻判決。
差戻一審 山口地方裁判所 死刑(確定)
裁判は、判決が出ても、2週間以内なら「控訴」といって、上級の裁判所にもういちど裁判をやりなおしてくれと請求することができます。
山口地裁の無期懲役の判決に対して、「こんなん絶対に死刑だっ!!」と怒った検察が、広島高裁へ控訴。
広島高裁が、やっぱり少年だし、無期懲役でいいでしょ、と控訴を棄却。
検察はあきらめずに、最高裁に上告。最高裁は、もういちど裁判を最初からやり直しなさいと判決。
それでやりなおし裁判となった山口地裁で、死刑が確定。。。
事件の発生から、判決の確定まで、約9年。。。
橋下徹氏が、この事件について、『たかじんのそこまで言って委員会』で、
「あの弁護団に対してもし許せないと思うんだったら、一斉に弁護士会に対して懲戒請求をかけてもらいたいんですよ」と懲戒請求を行うよう視聴者に呼びかけたのは、ちょうど、最高裁での審議がはじまろうとするころのことでした。(まだ判決は出ていない)
橋下知事(当時は知事ににはなってない)がいうのは、誰がどうみてもあきらかに少年の犯行は、悪意があってのことなのに、それを「優しくしてもらいたいという甘えの気持ちで抱きついた」とか言い出して、いたずらに裁判をながびかせているのは怪しからん!!そういうヤカラは、もう弁護士とはいえない!、懲戒すべきだっ!というもの。
この懲戒請求裁判では、橋下弁護士は敗訴しましたが、これは当然。
なぜなら、弁護士は、ありとあらゆる手を尽くして犯人を守るための主張を展開するのが役割で、それが正しいかどうかを判断するのは裁判所のしごとなのです。わけのわからない主張であっても、弁護士としては、そうせざるをえないわけで、それを「懲戒」にしたら、裁判制度が維持できない。
橋下弁護士もそんなことは十分すぎるくらいわかっているわけで、それでもテレビで呼びかけたのは、そうはいっても、これだけふざけた事件で、判決に手間取るのは、社会的に見ていき過ぎではないか・・・という社会制度そのものへの批判からのもので、弁護士としての職務というより、政治的判断。
これに対して、朝日新聞が、懲戒請求敗訴のニュースから、わざわざ社説をたてて、
「(橋下弁護士が)判決を真剣に受け止めるならば、控訴をしないだけでなく、弁護士の資格を返上してはどうか」と主張したのは、これは、まったくもっての政治的いいがかり。
光市の母子殺人事件の非道さを考えれば、橋下氏の懲戒請求は十分に気概として理解できることではないのか??
てか、その社説を書いた人自身が、もし、妻を乱暴され、屍姦され、抵抗できない乳児を殺されたら、それでも、「優しくしてもらいたいという甘えの気持ち」なんて、あまったれた主張で9年もかかる裁判に、「ああそうですか、甘えたかったのですか」とニコニコしていれるのか、不思議に思う。
朝日新聞という会社には、愛はないのか!、あんたらどうかしてるんじゃないの?? と怒りすら覚えてしまう・・・
またこの事件に関する報道や動画を調べてみると、どちらかというと犯行を犯した少年の親の悲惨な状況に関する報道が非常に多いです。
でも、犯罪を犯した者を放置したら、世の中の平穏を保てなくなるのでは??
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